枕のオーダーメイドっていいの?失敗しないためには
大人気!枕のオーダーメイド
あわただしい日々の中、慢性的な疲労やストレスの蓄積により多くの方が不眠や肩凝り、頭痛に悩まされています。 そんな辛い日々を解消するため快適な睡眠・質の良い睡眠を求め、枕をオーダーメイドする方が増えています。 枕のオーダーメイドというのは決して安い買い物ではなく思った以上に金額がかかるほか、測定やフィッティングにも時間がかかるため、実際購入するとなると勇気が必要。 毎日の健康と快適な睡眠を願い、時間とお金を掛けてオーダーメイドするのですから失敗はしたくないですよね。 ところが、念願の枕のオーダーメイドをしたものの、思ったよりも効果が現れず、以前の枕よりさらに寝心地が悪くなってしまったなどの失敗例も多く聞きます。 勿論、効果が現れ、質の良い快適な睡眠を得られた方もいますが、わざわざ時間とお金を掛けてオーダーメイドをしたのになぜ失敗をしてしまうのか、失敗しないためにはどのような事に気を付けたらよいのか、オーダーメイド枕についてお話しましょう。
枕のオーダーメイドのメリット
枕のオーダーメイドの最大のメリットは自分自身にピッタリ合う枕を作ってもらえること。 オーダーメイドのお店にも様々な種類がありますが、丁寧なお店ですと、自分自身の体型や骨格を元にして適正な高さの枕を作ってもらえます。 市販の枕というのは万人に合わせて作られているため、自分の首の形状や高さに最適な枕を選ぶというのは容易な事ではなく、ベストマッチした枕というのは出会える可能性はほとんどありません。 結局何か所か気になる点があったとしても仕方がなく、妥協して購入することとなります。 ちゃんとしたお店のオーダーメイドであれば完成後も微調整をしてくれ、より快適な枕に仕上げてくれます。 自分に合った枕というのは自然な寝姿勢を作ることができるので気道が圧迫されることもなくなり、いびきを大幅に減らすことが可能なほか、無呼吸症候群の改善効果も期待できます。 また、寝ている時に血行が良くなるため頭痛や首コリ、肩こりなどを改善する効果が期待できます。 また、お店によってはカバーや枕の中の素材なども自分の気に入ったものを選ぶことができるので気分的にも良い枕が作れます。 枕の中の素材というのは実に様々。 そばがら・羽毛・低反発素材・ヒノキ、パフ、パイプ、ストロー、ワタ、マイクロファイバー、極小ビーズなどがあります。
枕のオーダーメイドに失敗しないためには
実店舗で購入する
枕のオーダーメイドにはネットで注文できるものと、実店舗で測定して購入できるものがあります。 出向く手間が無く、簡単なアンケート形式でオーダーできるネットでのオーダーメイドは一見便利に思えますが、専門家が測定してくれるわけではなく、フィッティングができるわけではないので自分にピッタリ合う枕の確実性は薄く、メリットよりもデメリットの方が高いと言えます。 また、直接使用するものなのでほとんどが返品不可能。一度購入し、合わないとなるとお金だけかけただけで、結局大きな損をしてしまいます。 実店舗でオーダーメイドの枕を購入する際は行くまでの手間や測定までの時間などがかかりますが、高い確率で自分にピッタリ合う枕を手に入れることができます。 お店は出来れば自宅から遠すぎないお店を選ぶこと。 枕というのは毎日使用するものであり、必需品なのであまり調整やメンテナンスに時間がかかってしまっては困りますよね。 購入後に調整してもらいたい場合や何か相談したいことができた時、スムーズに行ける距離ならば安心です。
きちんとした計測のできる専門家のいるお店で購入する
オーダーメイドの枕を購入する際にはきちんと枕についての専門家のいるお店で購入しましょう。知識の薄い店員さんの計測では自分自身にピッタリ合う枕を作ることは難しいです。 知識が豊富でいつでも相談でき、正確に首のカーブなどを測定できる方がいれば安心です。
客の好みだけを優先にしたオーダーメイドした枕は失敗しやすい
オーダーメイド枕のお店によっては快適な眠りについての研究がされているものではなく、 お客の好みに合う高さや素材を追求するというお店があります。 これだとお客様好みに合わせているので、お店にとってはクレームというのは少ないですが、買う側にとっては本来の目的である首や肩凝りといった症状を軽くできる枕が手に入るかというとそうとは言えません。
アフターフォローのしっかりしているお店を選ぶ
オーダーメイドの枕を作る際は、購入後お店がどのようなアフターフォローをしてくれるのかを確認しておくことも大切です。 購入する時には丁寧で親切でも購入後に枕の調整をしてもらいたいという時にしてもらえないのでは困ります。 また、アフターサービスを行ってくれる期間を確認することも大切です。 どこまでが無料でどこからが有料となるのかなどわからないことは購入前に必ず店員さんに確認をするようにしましょう。
衛生面を維持できる枕を選ぶ
枕というのは頭や首を直接付け、顔に近く、毎日使用するもの。 頭や首というのは蒸れやすく夏場は多く汗もかきます。 そのため、快適に枕を使用するにはできるだけ通気性の良いものを選ぶことも重要となります。そして長く使用する際の事を考えると洗濯ができるというのが理想的です。 特に花粉やハウスダストなどに敏感の方は洗える素材のものを選ぶと良いでしょう。 高いお金を出して購入したのに、カビやダニの繁殖しやすいものですと寿命も短く、首や肩凝り以外の健康面で悪影響をあたえ、快適な眠りができなくなってしまう可能性もあります。 オーダーメイドする際には衛生面の事も必ず店員さんに相談し、確認をしましょう。
オーダーメイド枕を作る時の服装に気を付ける
枕のオーダーメイドを頼む際には測定しやすい服装で行う事も大切です。 あまりの厚着で体のラインがわからないもの、フードが付いた服装などは測定しづらく、正確に測定できない場合があります。 服装は測定の時にはできるだけ寝る時の状態に近い状態でできるよう、着脱しやすい服装で出かけるようにしましょう。 髪形にも気を付け、後ろで縛るポニーテールなどでは計測しづらいのでできるだけ寝る時の状態に近い髪形で行くようにしましょう。
自宅の寝ているマットレスの硬さに近い寝具でフィッティングを行う事
自分に合う枕を作る際には店舗内でフィッティングできるお店はとても助かります。 しかし、枕というのはマットレスの高さや柔らかさでもまた高さが変わってきてしまいます。自宅で現在使用しているマットレスや布団に近いものでフィッティングを行わなければ、いざ使用という時に違和感が出てしまう可能性があります。 極端に言えば低反発のマットレスを使用している方がお店で高反発のマットレスの上でフィッティングを行っても意味が無いのです。 お店の方ともよく相談し、自宅で使用しているマットレスの硬さに出来るだけ近いものでフィッティングを行いましょう。
最後に
枕をオーダーメイドする際には信頼のできる専門家のいる実店舗で購入するのがベスト。 専門家の意見を良く聞き、わからないことは遠慮なく質問し、納得のいく枕を専門家と共に作り上げましょう。 首の形状・高さが最適で寝返りが打ちやすく、素材感が納得のいくもの、そしてアフターフォローがしっかりとしているのがベストな枕と言えます。 自分に合う快適な枕を選ぶことができれば、多少金額はかかっても価値あるものであり、健康で快適な毎日を手に入れることができます。